出雲工業高校建築科の生徒へ「高齢者疑似体験」と「バリアフリー住宅と社会の壁について」の学習を実施しました

9月1日(金)に、島根県立出雲工業高等学校建築科2年生41名へ「高齢者疑似体験」と「バリアフリー住宅と社会の壁について」の学習を実施しました。

高齢者疑似体験では、大津町にある特別養護老人ホーム清流園から3名の職員が講師となり、高齢者疑似体験セットを着用した生徒に対し、実際の入浴(段ボールで作った風呂)や階段での歩行、高さの異なる椅子に座る体験を通して、適切な手すりの位置や椅子の高さなどについてレクチャーを受けました。

「車椅子体験」では生徒が実際に乗車し、開き戸と引き戸の使い勝手の違いを体験しました。

「バリアフリー住宅と社会の壁について」の学習は、車椅子ユーザーの職員の本会職員と福祉教育担当とでインタビュー形式で行いました。

車椅子ユーザーの困りごとや普段の生活を知り、バリアフリー住宅の設計に必要なことと、障がい者や高齢者が直面する「社会の壁」について理解を深めました。

最後に生徒の代表から、「障がいのある人も、ない人も人として同じで何も変わらないことを学びました。一方、体験を通して、高齢者や障がい者の方が暮らしやすい住宅づくりの参考となりました。」と感想がありました。