リアルな暮らしに興味津々! 視覚障がい当事者と塩冶小3年生が交流

地域福祉課です!
塩冶小学校3年生が9・10月に取り組まれた福祉学習に講師として出かけました。
9月にはあいサポーターキッズ研修を行い、「ふくしって?障がいって?」を学んだ子どもたち。今回は、視覚に障がいのある方のお話とアイマスク体験を行いました。
はじめに、当事者で株式会社中筋組の佐藤さんを迎えてお話を聞きました。
ご病気により視覚に障がいのある佐藤さん。生活訓練を重ねて、職場での勤務を続けられ、現在は島根県視覚障害福祉協会会長を務めるなどご活躍です。
お話では、障がいがあることで困ること、生活の中で工夫していることなどリアルな暮らしを教えていただきました。なかでも子どもたちは日常生活を支えるお助けアイテムに興味津々!触ってみたり、「これはなに?」と質問してみたり、佐藤さんを囲んでにぎやかに学びを深めました。


つぎに、佐藤さんのお話をふまえてアイマスク体験。アイマスクを着けて校内を歩き、慣れた場所でも、視覚情報がないことで緊張した様子の児童たち。ガイド役の子は相手が安心できるように声かけをしていました。
障がいを知り、自分にできることを考える福祉の学びとなりました。


<佐藤さんから>
元気な子、おとなしい子、話しかけてくる子、いろいろな子どもたちと触れて楽しかったですし、素直な子どもたちで話しやすかったです。良い機会をいただきました。
<児童から>
・声をかけてあげることでその人が自由に暮らせることが分かりました。
・アイマスク体験で、どこに何があるのかも分からなくて、自分がけがをしたり、相手にけがをさせてしまうかもしれないことが怖かったです。
・視覚障がいの人がいたら「お手伝いしましょうか」とやさしく声かけをしたいなと思いました。

あいサポーターキッズで学んだ「まずは声をかけてみよう」という目標が達成できた子どもたち。
心強いあいサポーターが誕生したことをうれしく思います!