大社小3年生が地域を思いやる!高次脳機能障がい当事者と育む「心のバリアフリー」

大社支所です!
10月16日(木)、大社小学校3年生を対象に「あいサポーターキッズ研修」を行いました。
この日の講師は、あいサポートメッセンジャーの祝部 英明さん。祝部さんは、高次脳機能障がいにともなう失語症や右半身麻痺と向き合いながら日々の生活を送っておられます。
全く話ができない時期も経験された祝部さんですが、懸命なリハビリを重ねて再び話せるように。また、右半身麻痺により利き手が動かなくなっても、努力を重ね、今では左手で食事はもちろん、絵を描いたり、デジカメで撮影したりできるようになったことなどを子どもたちに伝えてくださいました。
自作の絵や写真を紹介すると、「本当に描いたの?」、「きれい!」、「すごい!」と子どもたちから感動と驚きの声が。障がいがあっても自分らしい暮らしを続ける姿に子どもたちは胸を打たれたようでした。


続いて、障がい者に関するマークのクイズコーナー。オストメイトマークやハートプラスマークなど、大人でも難しいものを知っている子もいて、祝部さんも「すごいね!」と感心されていました。
また、子どもたちが事前に調べて作成したバリアフリーマップを紹介。校内や神門通りでバリアフリーになっている場所や、逆に工夫が必要な危険場所などを地図で示し、自分たちの言葉で発表しました。祝部さんからコメントをもらい、充実した学びの時間となりました。


<先生から>
体験談とそれに基づいたふくしの考え方、そして児童への願いのお話はとても興味深く、児童もメッセージを受けとめ、今後の自分について考えることができたと思います。

障がいによる不便さだけでなく、自分らしく、いきいきと活動する祝部さんの姿に触れ、子どもたちにとって新たな気づきがあったようです。
心のバリアフリーを学んだ子どもたち。小さなあいサポーターとして地域を思いやる、心強い存在です!